タッチセンサー

特徴

当社は、静電容量方式のタッチセンサー製品を取り扱っている電子部品メーカーとなります。
センサーのみならず、さまざまな製品開発を進めることで、時代を切り開いてまいります。

タッチセンサーは人が触れたり近づいたことを感知するセンサーです。透明なガラスおよびフィルム基板上にタッチセンサーを配置し、人が触れることでオンオフの操作ができます。タッチセンサーは軽く触れるだけで動作するため、各種スイッチや自動ドア、エレベータ等の操作に使われています。また家電製品の画面や、コーヒーサーバ―の画面にもタッチセンサーが採用されています。工業用としては、各種機械の非常停止ボタン、防犯用センサーや着席しているかを確認するための着席センサーとしても利用されています。タッチパネルとしては携帯電話、タブレットパソコン機器、車載カーナビゲーションシステム、ゲーム機、業務用モニターなどがあります。

 センサー（電極）に指を近づけると指と電極間の静電容量が増加し、Ｘ電極（縦）Ｙ電極(横）のどのラインが大きくなっているかを検出することで座標位置を検知します。

 1軸目のスライダー上で重心検出 （X軸）
 2軸目のスライダー上で重心検出 （Y軸）

• 静電容量方式により、軽いタッチでのタッチ座標位置の検出が可能。
• マルチタッチ入力が可能で、ジェスチャ入力にも対応（画面の拡大／縮小、ページ送り、タップ操作が可能）。
• センサーはガラスまたはフィルム基板上に構成され、ガラスの場合では約90%の高い透過性を実現。
• ガラス基板1枚またはフィルム基板2枚構造のため、薄型化、軽量化が可能。
• 検出回路は1チップの専用コントローラで構成され、出力テール部に実装（COF）した形態で提供が可能。

基材はガラスおよびフィルムをベースとした静電容量方式のタッチセンサーを開発しています。

センター単体からFPCや機能性フィルム、カバー素材まで組み合わせたユーザーに応じたカスタム開発を行なっています。

産業機器や家電製品と幅広くご採用いただいています。

ガラス基板をベースとしたセンサーのため、厳しい環境下でも耐えうる高い信頼性を持っています。またガラスであるが故に高い透過性も同時に兼ね備えています。

ガラスセンサーであっても緩やかなカーブといった1軸曲げもご要望に応じて対応可能です。

日常的に目にするソーダライムガラスや割れにくい強化ガラスの取り扱いもあります。

サイズや形状など含め、ぜひ一度ご相談ください。

一般的にタッチセンサーはガラス基板の上に透明の電極を採用しているものが多い一方で、透明のフィルム基材を用いたタッチセンサーも取り扱っています。

フィルム基材の特徴は、ガラスセンサーよりもフィルムの方が薄く軽いことが挙げられます。また、落としても割れる心配はなく、ガラスセンサーの特徴でもある透明度も備わっています。

フィルム基材は柔らかいため、平面だけではなくガラスセンサーに不向きな曲面形状デザインのタッチセンサーも作製できます。サイズや形状もご相談可能ですので、ぜひ一度ご相談ください。

種類	カバー （ガラスor樹脂）付き ガラスタッチセンサー		カバー無し ガラスタッチセンサー		カバーガラス一体型 ガラスタッチセンサー		カバー （ガラスor樹脂）付き フィルムタッチセンサー
名称	GG / PG		G2		OGS		GFF
構造図
タッチ面処理	光学処理		光学処理		光学処理		光学処理
カバー材料	ガラス	樹脂	-		-		ガラス		樹脂成型
カバー形状	長方形	異形	-		-		異形		曲面
加飾（黒枠）	カバー裏面へ形成		無し		TP基板へ直接形成		成型品へ転写
カバーとの接着	OCA		無し		無し		OCA
センサー形状	長方形		長方形	異形	長方形	異形	長方形 異形 穴加工
センサー基板	化学強化ガラス		化学強化ガラス		化学強化ガラス	アルミノケイ酸ガラス	フィルム（低Retardation）
特徴	ガラスセンサーの割れ、破損を緩和させるためのカバー(ガラスor樹脂)を付けた構造になります。 カバーには光学特性を兼ね備えたフィルム貼り合わせやコーティング加工も可能です。		ガラスセンサーに光学特性を兼ね備えたフィルム貼り合わせやコーティング加工をした構造になります。 シンプルな構造であり、薄型のセンサーとなります。		加飾印刷付のガラスセンサーに光学特性を兼ね備えたフィルム貼り合わせやコーティング加工をした構造になります。		フィルムセンサー仕様にすることで、曲面形状の静電容量方式が可能になります。 カバーにガラスや樹脂成型品と貼り合わせることで、フィルムセンサーの強度を保持します。