環境に配慮した取り組み
梱包材のパルプモールド使用
ホビーラジコン機器の梱包材を発泡剤からパルプモールドの使用へ切り替えを進めています。パルプモールドは植物由来の原料であることから「焼却時に排出されるCO2は植物が成長する過程で吸収CO2の量に等しい」というカーボンニュートラルの考え方により、大気中のCO2濃度に影響を与えることはないとされています。また、パルプモールドの原料であるバガス※の使用は森林保護につながります。
さらに複数のモデルで共通可能な形態にすることで、梱包時の余剰在庫の削減に寄与するとともに、モデル終息時の廃棄処分の発生防止を図っています。
※バガス…サトウキビを圧縮したあとの絞りカスのこと。
段ボール密閉時に使用するテープをWATへ切り替え
ホビーラジコン機器を段ボールで梱包し、密閉する際に使用するテープはWAT(水活性化テープ)へ切り替えています。WATとは、紙製テープに水活性化接着剤(糊剤)を塗布して乾燥させた梱包用のテープです。
素材は「紙」と「澱粉糊」という100%天然素材のため、段ボールに貼ったままリサイクルが可能であり、分別不要です。廃棄の際にも有害な物質は全く放出されません。また、プラスチックの減量化にもつながると考えています。
タイ工場への太陽光発電の導入
当社グループでは低炭素社会の実現に向けた取り組みとして事業所ごとのエネルギー管理に加え、設備の省エネルギー化や太陽光発電の導入を進めています。
直近では、2023年6月から当社のタイ工場で太陽光発電の使用を開始しました。容量は390kWhで、約20%のCO2排出量の削減を目指しています。