タブリード

タブリードとは、電池から電気を取り出す端子で、ラミネート型の電池を構成するうえで非常に重要な部材です。
一般的に正極のリード材にはアルミニウム（AL）、負極のリード材にはニッケルめっき銅（Ni-Cu）が用いられ、これらにポリプロピレン（PP）製のシールを熱圧着により貼合わせたものがタブリードとなります。

電池の中には、電解質を有機溶媒に溶解させた電解液が内包されています。
電解液が液漏れすると電池の性能を損なったり、強い腐食性や可燃性で危険を伴うため、PPシールは高い封止性で外装フィルムと強く密着し、液漏れを防ぐ役割を担っています。
一方リードには、電池の長寿命化のために電解液で腐食しないよう耐食性や、電気を効率的に取り出すために電池内部の集電箔との溶接性が求められます。

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