労働安全衛生

安全衛生管理方針

当社では、毎年全社安全衛生統合管理者から、全社安全衛生管理方針が出され、各職場ではこの方針に基づいた年間実行計画を策定し実行しています。また、毎年社内安全衛生スローガンを募集・選出し、全社への周知を行うことで、従業員の安全衛生に対する意識の維持・向上を図っています。

安全衛生組織

取締役が全社安全衛生統合管理者および全社安全衛生管理者となり、本部長・センター長を各工場総括安全衛生管理者とした全社の安全衛生組織を整備しています。

各事業場で設置する安全衛生委員会では、毎月の開催の中で、職場安全巡視および従業員の安全と健康を維持・確保するための取り組みの周知と審議を行い、労働災害の未然防止に努めています。

暦年ゼロ災害を目標に掲げ、全ての職場において労働安全衛生マネジメントシステムに基づくリスクアセスメントを実施し、生産現場ではKYT^※、ヒヤリハット報告を推進し、安全意識の向上を図っています。

さらに、労働災害が発生した際には、全社安全衛生管理者が安全管理者等で構成する労働災害専門部会を招集し、発生原因の分析と対策について検討するとともに、全社への周知と水平展開をすることで、再発防止につなげています。

KYT：危険予知訓練

安全衛生教育

最前線で各職場をけん引する課長、係長に対しては、毎年安全衛生教育を実施しており、健康で安全な職場づくりを推進しています。

さらに、全国安全週間の期間においては、外部講師による安全セミナーを開催し、従業員へ安全意識の向上に向けた啓蒙を行なっています。

緊急事態訓練

地震、火災、爆発、化学物質の流出等（緊急事態）に備えた模擬訓練を定期的に実施しています。人命の安全を確保し、被害の軽減および環境への影響を最小限にするための体制をグループ全体で整えています。

長生工場の化学物質流出訓練

労働安全衛生の取り組みの一環として、従業員の心と身体の健康を維持・改善することを目的とし、法令遵守にとどまらず、さまざまな取り組みを行い、健康経営の基盤づくりを推進しています。

健康診断の実施およびフォロー

当社では健康診断を実施しており、健康診断の結果で要精密検査となった従業員に対しては、全社安全衛生管理事務局から受診を促します。また、健診データを保健師が確認し、必要に応じて産業医による健康指導を行います。併せて国内では健診費用の補助制度を整備しており、人間ドックや歯科検診の受診を推奨することで、健康への意識付けを行なっています。

その他、インフルエンザ予防接種や、禁煙サポートプログラムなども実施し、従業員の健康増進に取り組んでいます。

健康セミナー

毎年、全国労働衛生週間の期間では、従業員の健康への意識付けとして、健康セミナーを実施しています。

従業員の健康づくり

当社では従業員の健康な身体づくりの促進を目的とし、当社単独健康保険組合にて、年に2回（4月～5月、10月～11月）、全従業員とその扶養者を対象にした「健康ウォーキング」を実施しています。1日あたりの目標歩数8,000歩達成に向け、運動習慣の定着を図るウォーキングイベントで、参加者数は、毎回300名を超え、増加傾向にあります。

ストレスチェック

全従業員を対象に毎年実施しており（2023年度受験率95.1％）、従業員自らのメンタルヘルスの維持と動機付けを図るとともに、個人を特定しない職場ごとの集団分析結果から、職場環境の改善に活用しています。

ハラスメント対策

当社では、就業規則および社員倫理行動規範の中で、ハラスメント行為の禁止を明文化しています。そして、ハラスメント行為がメンタルヘルスに及ぼす影響が大きいことから、部長・課長・係長を対象とした教育のテーマとして取り上げ、ハラスメント防止に取り組んでいます。また、2022年度から管理職以外の従業員に対してもハラスメント防止教育を行い、未受講の従業員には資料を配布するなどして、周知を図っています。今後も人間関係によるストレスのない職場づくりに努めていきます。